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比叡山延暦寺、根本中堂大改修を見てきました。/2021年8月下旬訪問

先日、ロテルド比叡訪問のブログを書きましたが、勿論、比叡山延暦寺にも参っています。

比叡山のオーベルジュ「ロテル・ド・比叡」に泊ってみた/2021年8月下旬訪問念願の比叡山のロテルド比叡に宿泊してまいりました。星野リゾートからホテル京阪に経営が戻り、カジュアルテイストになったそうです。オーベルジュお初です。...

世界遺産であり国宝の、根本中堂の大改修の様子も見学できましたので、その様子も併せて記事にしていきます。

比叡山「延暦寺」は世界文化遺産に登録されており、最澄が開山した天台宗の総本山。

その中に「東塔」「西塔」「横川」というエリアに分けられていて、「東塔」にあるのが、「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」なのです。

延暦寺案内

根本中堂

最澄が788年に建立し、国宝に指定されているお堂。

2016年から60年振りに大改修が行われています。

本尊薬師如来像の前には1200年以上「不滅の法灯」が灯されているのです。

改修中ですので、全く建物が見えません。

10年をかけての大改修らしいので、完成は2026年。

大阪の万博も終わっていますし、次の楽しみという感じですね。

勿論、中の撮影が出来ないのですが見学は可能、屋根の葺き替え現場や、塗装の塗りなおしで塗装が削られている箇所を見る事が出来ます。

「修学ステージ」と呼ばれる特設ステージが設けられていて、そこからは撮影が許可されている場所もありますので、ご紹介します。

ステージに上る階段

廻廊の屋根は栩葺(とちぶき)と呼ばれる木の薄板を幾重にも重ねて施工する工法で、サワラという木が使用されています。

暑さ2.4センチの平板を8.5センチづつずらしながら葺いているそうです。

廻廊屋根の葺き替え

※クリックで拡大します。

木材が積まれています
木村英輝さんの絵

木村英輝さんは京都市立美術大学の講師も務めていらっしゃるアーティストさんようです。

こちらのステージに掲示されている、AR体験ができるアプリをダウンロードしてスマートフォンをかざすと、完成後の根本中堂が映し出されます。

是非、体験してみて欲しいです。

根本中堂大改修

根本中堂AR・VR

今回、こちらのブログの参考にした資料のパンフレットです。

近辺を歩いていたら、延暦寺スイーツの看板がちらほら。

延暦寺会館の看板も。

ちゃんと精進料理を頂けるようで、ロテルド比叡宿泊のブログにも書いた、「朝のおつとめ」の時にお会いした、延暦寺会館の宿泊者の方が仰るには、お料理が美味しかったとの事。

西塔地区

にない堂

常行堂と法華堂
常行堂

ユネスコ世界文化遺産に登録された比叡山延暦寺の西塔(さいとう)地区にあるにない堂は阿弥陀如来を本尊とする常行堂と、普賢菩薩を本尊とする法華堂の2つ同じ形をしたお堂。この2つ堂は、渡り廊下によってつながれ法華と念仏が一体であるという、比叡山の教えを表しているといわれ、国の重要文化財に指定されています。

引用元:ニッポン旅マガジン

常行堂では、90日間、不眠不休で念仏を称え続けて阿弥陀如来の周囲を回り、悟りを開くという修行をされていいるとの事ですので、静かに歩かなければなりません。

注意書き

釈迦堂

比叡山最古の建物で、西塔の本堂。
信長焼き討ちの後に、秀吉が大津の三井寺から移築したそうです。

そういえば・・・

どのエリアだったか忘れましたが、消防車を見かけました。

信長さんが派手に焼いたので、比叡山には消防車は必要ですよね・

横川地区


3つの地域の中で、こちらが一番景色と空気が良く感じました。

横川中堂

848年に根本観音堂として建てられた、横川の本堂。
石垣の上に建てられているのは、遣唐使船をモデルに設計されている舞台づくりだそうで、遠くから見ると船が浮かんで見えるそうです。

個人的に、一番好きな建物。

おみくじ発祥の地、元三大師堂

魔よけの角大師で有名な元三慈恵大師の住居跡の「元三大師堂」
厄除けと、おみくじ発祥の地で有名です。

尚、こちらでおみくじは出来るのですが、こちらでは下記の理由で、私達が普段引いてる運試しの様な気持ちでおみくじをしてはいけないそうです。

現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、四季講堂(元三大師堂)は、「おみくじ発祥の地」と喧伝(けんでん)されています。
また、四季講堂(元三大師堂)のおみくじは、相談するような特殊なスタイルになっています。

引用元:ニッポン旅マガジン

勿論、中の撮影はしておりません。

感想

初めて訪れた延暦寺。

かなりの見どころが満載で、2日ほど欲しいところ。

紅葉の頃、京都に行くのも良いですが、毎年京都も飽きてしまう。

だったら、車があるならば延暦寺まで足を延ばしては如何でしょうか?