久々の、開業したてホテルブログ。
三条界隈ではなく、少し落ち着いた場所が良い。
せっかくなので開業したてのホテルを検索していたら、京都らしい町屋を改装した素敵で手頃なホテルが烏丸御池にあるではありませんか。
カンデオホテルズ京都烏丸六角さんです。
地下鉄烏丸御池駅からも徒歩3分というアクセスの良さ。
レセプションやラウンジ等のスペースは、京都市登録有形文化財である旧伴家(ばんけ)住宅を改修しており、滞在中に京町屋で過す体験ができるホテルなのです。
伴家住宅とは
居住棟と店舗棟が南北につながる明治期に建てられた京町家。厨子二階造りとなっていて二階の天井が低く、虫籠窓がある。近世後期に完成し、明治後期まで一般的に建築された様式で、中二階ともいう。引用元:カンデオホテル公式HP
ホテルとしては10階建てです。
ホテル名 | カンデオホテルズ京都烏丸六角 |
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住所 | 〒604-8164 京都市中京区六角通烏丸西入骨屋町149 |
電話番号 | TEL: 075-366-2377 |
開業日 | 2021年6月6日 |
ベッド | 1,800mm(シモンズ社製) |
アクセス
アクセスを写真で撮影していたのですが、ホテルの公式ホームページにも「烏丸御池」からのアクセスが丁寧に記載されていました。
こちらの方が、簡単にアクセスができそうなので公式ホームページのアクセスをご参考にした方がよさそうです。
改札口「南出口」を出たら、「6番出口」から出ましょう。
道すがらにコンビニがあれば、アメニティを持ってきていない方は購入しておきましょう。
水は客室内に一本ありますので、取り急ぎ大丈夫です。
地上に出ましたら、右手(南方向)へまっすぐ200mほど進むと、こちらのお店の角を曲がりましょう。
真っすぐ進んで右手にホテルが見えます。
チェックイン
中に入るとお座敷が広がっています。
昔、呉服屋さんだった建築物なので、この部分は店舗として使われていたのでしょうね。
時代劇に出てくる、呉服屋さんのイメージかと思います。
フロントへ参りましょう。
(京都市史跡看板より引用)
伴家は近江八幡町の出身で、明治29年(1896)に現在の位置に居を構え、代々呉服問屋を営んできた。 主屋は、店舗棟と奥の居住棟のあいだを玄関棟でつないだ表屋造おもてやづくりの形式で、明治44年には現在の姿になっていたものと考えられる。
建築的には、座敷がとくに注目される。主室と次の間から成る座敷は、ともに面皮柱めんかわばしらを建てて面皮長押なげしをまわすなど、数寄屋すきや風に仕上げられており、また主室は床・棚・平書院を構えて、棚の天袋・地袋の奥には池大雅いけのたいがの墨絵を張っている。細部にわたって凝ったところがみられ、意匠的にも 優れたものである。
この主屋は、多少手が加えられているものの、全体としては京町家の趣をよく残している。また、 京都の町家には明治から大正にかけて座敷のみを改築する傾向がみられるが、当家の座敷もこうし た一例で、近代における町家の動向を示している。
フロントへ行くすがらの通路も美しいです。
天井の照明が、上手に町屋建築とマッチしています。
フロントに到着。
宿泊税を200円払います。
京都では、宿泊税が課せられます。
宿泊税の税率は、宿泊料金が2万円未満の場合に200円、2万円以上5万円未満の場合に500円、5万円以上の場合に1000円。旅館業や住宅宿泊事業の運営者に特別徴収の義務が発生する。
引用:トラベルVOICE
ルームキーと大浴場に入れるキーが兼用になっています。
朝食付きですので、バウチャーも受け取りました。
チェックインを済ませたら、お部屋に向かいましょう。
時代劇のセットに迷い込んだように楽しいですね。
お部屋紹介
今回は6階のお部屋。
キングと言う21㎡のお部屋です。
中に入ってみましょう。
入ってすぐ右手は荷物置き場だったり、洋服掛け。
浴衣の上に羽織る、羽織も用意されています。
荷物を置く台にスペースがしっかり取られている辺りが、滞在型ホテルらしくて素敵だと感じました。
洗面台のデザインも、色調が抑えられていながら良い塩梅に豪奢で、とても気に入りました。
金色の使い方が好き。
コーヒーが無かったり、アメニティも必要最低限でしたので、化粧水等必要なものは持ってくるようにしましょう。
コーヒーに関しては、ホテル内で無料のコーヒーを頂けますし、近くにスターバックスやブルーボトルカフェがあり、カフェ巡りが好きな私には客室内のコーヒーは必要ないと感じました。
ベッドはこんな感じ。
今回の部屋着は浴衣です。
前出の羽織を上に羽織って、浴場へ行って良し、ラウンジで寛ぐのも良しです。
水廻りはこんな感じ。
サウナシュラン受賞のスカイスパ
撮影をしていないので、書く事はほとんどないのですが、先ほど受け取ったルームキーをかざして浴場に入ります。
内湯と外湯で分かれていまして、露天風呂スペースもある、気持ちのいいお風呂でした。
スカイスパというだけあって、外気が心地よく入ってくるんです。
サウナもついていて、これは嬉しかったです。
こちらのサウナは「今行くべきサウナ”ランキング「サウナシュラン2020」特別賞」を受賞したようです。
男性用には水風呂がありますが、女性用には水風呂がありません。
[施設]
女性:外湯、内湯、ミストサウナ
男性:外湯、内湯、水風呂、ドライサウナ[ご利用時間]
15:00〜翌11:00
※サウナは2:00〜6:00はご利用いただけません。
楽しみ処充実の京町屋ラウンジ
このホテルに泊まったら、ラウンジやバー、ライブラリーは利用しないと意味がないと思います。
1階ラウンジ
ラウンジ内で頂ける、デリ類が販売されています。
ワインだって販売されています。
こちらの円卓で、本を読んだりと寛いでいる方がいらっしゃいました。
飲食は、ラウンジ内で購入したものしか頂く事が出来ないようです。
ソファに座りたい方には、ソファもありました。
中庭を眺める事が出来たりもするんです。
こちらのソファ、明るい時間の様子と、暗い時間の対比はこんな感じです。
誰もいなくなったラウンジでも、間接照明を付けるとこんな風に雰囲気の変わった空間になります。
2階バー
ラウンジ・バー(町家2階 中庭側)
選りすぐりのワインを1杯からお気軽にお楽しみいただけます(有料)。京町家の趣を感じる奥庭や中庭に面し、畳でゆったりと寛げる空間です。お風呂あがりの至福のひとときにもおすすめです。椅子をご希望の方には、バーカウンターのお席をご案内します。
[営業時間:13時~20時(L.O. 19時半)] 引用:カンデオホテルズ京都烏丸六角
私が訪問した時には、緊急事態宣言中でアルコールを頂く事が出来ませんでしたが、平常時になればアルコールも寛いで楽しむ事もできるでしょう。
テーブル等の座席は多めに設置されている感じです。
朝食スペースにも使用されます。
2階ライブラリー
バーと反対側の2階にはライブラリーがあります。
ライブラリー(町家2階 六角通側)
京町家特有の虫籠窓を残したライブラリーには、京文化・祭関連からデザイン、経営哲学まで、クリエイティビティを刺激する書籍を集めました。24時間ご利用可能で、コーヒー、お茶類(無料)のご用意も。こだわりのカップを片手に、お仕事や旅の計画・記録を残すひとときに、ぜひご利用ください。
引用:カンデオホテルズ京都烏丸六角
バーとガラリと雰囲気が変わって、個人的にはこちらのインテリアが好みです。
クッションのアクセントが良い。
ただ、座るスペースが少ないので、1テーブルに1人で、このスペースに3人いらっしゃったら、座れない雰囲気です。
こちらを利用したい時は、チェックインして直ぐに行くとか、朝も早めに様子を伺いに行った方がよさそうです。
私は朝に運よく利用できましたが、満卓になったのち、何人かこちらに来ては立ち去って行かれました。
個人的には相席でも問題なかったのですけどね。
このクッションの座り心地が最高で、動けなくなるのは罪だと感じました。
我が家にも欲しい。
何やら書いてあります。
拡大してみましょう。
何て書かれているか分かる人いるかな?
勿論、コーヒーマシン横の紙コップで煎れるもよし、こちらから好みのソーサーを選ぶのも良しです。
ライブラリーですので、書籍も揃っています。
京都の旅に役に立ちそうなものから、ビジネスマン好みの本まで揃っており、お客様のターゲット層を伺えます。
町屋のライブラリーで、建物を確認しながら京の宮大工さんに関する本を読むのも楽しいですね。
チェックアウトの朝に利用しました。
寛ぎ用でマグカップで頂き、客室に持ち帰り用にも煎れてみました。
朝食は色々いただける二段重弁当
朝食は、先ほどご紹介したバースペースで頂きます。
チェックイン時に頂いたバウチャーを持って行きましょう。
お弁当の中身は、種類豊富のおばんざいですので、凄く映えますね。
温かい状態では出てこないお弁当ですので、好みに依りますが、お目当てのモーニングのカフェも無いし、ホテルの滞在は朝食までセットにしたい派なのでアリだったと思います。
味は普通かな。
一応、締めにコーヒー。
チェックアウト
客室から、フロント迄の道中にこの様なボックスがありますので、こちらにルームキーを入れるだけです。
カフェも充実の周辺情報
東洞院SOUさん。夕食の時には助かりました。
緊急事態宣言時、ホテル内にレストランも無く、バーも閉店、ホテル周辺のお店も入店するのに少し遅れてしまったという時に、お店先でお惣菜を売っていらっしゃったんです。
美味しそうなおでんとか、お惣菜とか。
本当に助かりました。
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ホテル内で、このような晩酌ができました(^^)/
お酒は次にご紹介する酒屋さんで調達。
日本酒は、佐々木蔵之介さんのご実家の、伏見の佐々木酒造さんのものです。
リカー&フーズはちぼし
アルコールはこちらで調達しました。
私が行った時は、店内で飲酒できる状態ではなかったのですが、平常営業時は角打ちスペースがある様です。
アルコールはこちらで調達。
京都の地酒を始め、一人のみに良さそうなサイズのお酒が揃っていました。
地元民に交じって角打ちも楽しそうです。
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スターバックスコーヒー・リザーブ店
ホテルの近くに2軒ほどスターバックスがあったのですが、たまたま入ったのがリザーブ店でした。
ブラックエプロンのバリスタさんがいらっしゃいます。
写真を撮影したのは、平日の閉店間際でガランとしていましたが、翌日のお昼に行くとそこそこ人が入っていました。
コーヒー激戦区京都では、出店しない理由はないですよね。
今回は好みの味に出会えませんでしたが、内装も楽しいですし、リザーブ店には何度か通ってお気に入りの一杯に出会えたらいいなって思っています。
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ブルーボトルコーヒー 京都六角カフェ
コーヒー激戦区京都、胃が痛くなるほどコーヒーを飲んでます(笑)
ブルーボトルカフェさんも欠かせません。
また後日ブログに書こうと思っていますので、軽く紹介だけさせて頂きます。
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六角だけに「六角堂」生け花発祥の地
お散歩に良い距離に、六角だけに「六角堂」というお寺がありました。
聖徳太子が建立したそうで、池坊の生け花発祥の地だそうです
このお寺、やたら鳩が多いのです・・・・
生け花発祥のお寺と言うより、鳩のお寺という感じです。
私はじっくり見て回りませんでしたが、生け花が好きな人は、資料館などもあるようですので、じっくり見てまわるのも楽しめると思います。
感想
大浴場は充実しているし、客室も申し分なし、ラウンジは楽しいし、周辺環境も適度に落ち着いていて申し分のないホテルでした。
楽天トラベルを利用して、朝食付き8,244円だったので、時期的な事もありますがお値打ち価格だったと思います。
私はアメニティの有る無しにはこだわらないのですが、客室のアメニティは少ないので化粧水等はしっかり用意して行かれる事をお勧めします。
滞在型ホテルとの事ですので、あと一日二日延長して、六角界隈の町に馴染んでみても良かったと思っています。
知人がFACEBOOKで「nol kyoto sanjo」の写真を上げていたのですが、外観やお弁当、日本酒サーバーなど似ていましたね。
あちらは、随分お高いようで(笑)
ひとり旅でしたし、カジュアルに町屋をお手頃に町屋の雰囲気を楽しむのには充分だったと思います。
のんびり、ホテルの中で滞在を楽しんでほしいホテルでした。