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比叡山のオーベルジュ「ロテル・ド・比叡」に泊ってみた/2021年8月下旬訪問

若い頃に、ちょっと憧れていたホテルに20年経って泊まる事が出来ました。

ロテル・ド・比叡さん。

10年近く前に、ドライブで少し立ち寄った記憶があり、お庭が可愛くて楽しい気分になった記憶があります。

2015年から星野リゾートさんが運営されていたようですが、2020年4月からホテル京阪さんが再び運営される事になったようです。

ホテル京阪(大阪市)は26日、比叡山にあるホテル「ロテルド比叡」(京都市左京区)を2020年4月から運営すると発表した。15年から業務委託していた星野リゾート(長野県)が契約により3月末で運営を終了することが決定済みで、委託前と同様に京阪グループ直営に戻る。

同ホテルは京阪電鉄が1999年にフランスの別荘をイメージしたリゾートホテル「ロテル・ド・比叡」として開業した。全29室で、現在はホテル京阪が保有する。

引用:京都新聞

今回は家族旅行で比叡山観光ついでに訪問しました。

この度は自家用車で参りましたが、JR京都駅、京阪石山大津京駅からリムジンバスが出ていたりしますので、車を出せない女性同士でもアクセスは苦になりません。

ロテル・ド・比叡のアクセスはこちら。

https://hotel-hiei.jp/access/

 

ホテル名 ロテルド比叡
住所 〒606-0000 京都市左京区比叡山一本杉
電話番号 075-701-0201
開業 1999年5月
WEBページ https://hotel-hiei.jp/

チェックイン

まずはチェックインとまいりましょう。

今回の予約は家族任せでございますので、ロビー付近を徘徊しておりました。

左手がフロントカウンターで、右手のテーブルでチェックインを済ませます。

フロント

スターバックスは、一日飲み放題で1000円(税込み)、一杯450円(税込み)のようです。

沢山飲まれる方にはおススメです。

こちらはロビーラウンジと言う感じでしょうか。新聞が置かれています。

さて、客室に参りましょう。

デトックスウォーター

旅の疲れをリフレッシュできますね。

アメニティは、こちらで必要な分だけ選んで持って入ります。

※クリックで拡大します。

エレベーターもあります。

個人的に好きなスペースがこちら。

階段と窓際インテリア

階段の形は勿論、椅子の形も好き。

絵になるスペースです。

廊下は少し広く感じました。

客室

この度宿泊したお部屋は64㎡のセミスイートのお部屋でした。

フロアは一階です。

※クリックで拡大します。

入って左手には、机と鏡が。

出る時や、ドレッサーが足りない時に使えますね。

 

本当はもっと広々とした感じだったのですが、上手に撮れていません。

白い壁にネイビーのカーテンは、個人的に大好きなインテリア。

広めのお部屋なら家庭でも参考になりそうなインテリアです。

窓からの眺めはこんな感じ。

客室からの眺め

向こうにはバーベキューが出来る赤いコンロが見えます。
次回は利用してみたいなと思いました。

棚の扉を開けると冷蔵庫が入っています。

※クリックで拡大します。

因みに黒豆茶は滋賀県産で、売店でも売られていました

流石オーベルジュだけあって、地産地消ですね。

ハンガーラックの中に金庫と、使い捨てのスリッパ。

パジャマとバスローブが用意されています。

気になる水廻り。

コロンとしたベーシンが可愛いですね。

バスルームに置かれているシャンプーとコンディショナーの使い心地が、家族の中ではすこぶる評判でした。

香りも洗いあがりも素晴らしい。

NEMOHAMO」というブランドのもので、こちらもスーベニアショップで売られていました。

荷物になりますし、シャンプーのストックがあるので購入しませんでしたが、切れたらネットで購入する予定です。

バスの横には独立したトイレがありました。

お次は寝室。

3名で宿泊したので、追加のベッドを窓際に付けていただいてます。

せっかく景色が美しいので、私は窓際のベッドを使用しました。

おかげさまで、心地のいい目覚めを迎える事が出来ましたよ。

いつもホテルで一階で寝る事が無いため、目線に緑があるって良いですね。

都会に住んでいると尚更嬉しく感じます。

昼も夜もフリードリンクも充実、ライブラリーラウンジ

ライブラリーと言うだけあって、比叡山やお茶や仏教に関することなどを始めとした書籍が沢山。
比叡山と言えば千日回峰行を達成した「大阿闍梨」さんが有名。
「大阿闍梨」さんに関する本が興味深いです。

一度お目にかかってみたいものです。

書籍

お楽しみのドリンクも充実。

コーヒーサーバーやお茶

※クリックで拡大します。

白ワインはソーヴィニヨンブランが美味しかったです。

平日利用という事で、この日の宿泊者は合計15名にもならなかったと思います。

注意書き

ライブラリー横の、こちらのスペースで外の景色を眺めてくつろぐのも良いですね。

ディナー

お楽しみのディナーと参りましょう。

レストランは左手、右手はバンケットルームのようでした。

※クリックで拡大します。

レストランに到着!

私以外の家族(女性2人)は、テロンとしたワンピースで食べる気まんまん。

後から来た女性客も、テロテロ素材のワンピース着用率高め。

こういう時は、皺を気にしないでパッキングできるワンピースって重宝しますね。

夏至が済んだとは言え、まだ8月なので夕方でも日が明るい。

ちょっと雑草が気になったので、スタッフさんにお手入れの事を伺ったら、草木の手入れに関しても比叡山の敷地なので確認を取らないといけないとか何とか・・・

大変ですね。

景色の美しいシーズンを伺ったら、紅葉の季節。

比叡山は少し早いので10月が良い(多分下旬?)と仰っていました。

このブログをご覧になっている方、10月の旅に比叡山如何ですか?

※クリックで拡大します。

好物の牛フィレ肉(*´▽`*)

追加メニューの「近江牛」は有名だけど「京都牛」は初耳です。

グラスワインの種類は赤白2種類づつって感じ。

勿論ボトルワインをオーダーすると、他の種類をいただけます。

伯母はソーヴィニヨンブランを欲しがっていたので、少し残念そうでした。

ラウンジのフリードリンクコーナーにソーヴィニヨンブランありますので、そちらで頂きました。

※クリックで拡大します。

前にあるパーテーションは取り払って頂きました。

最初はスパークリングワインをオーダー。

前菜とスパークリングワイン

焼きナスと牛冷しゃぶ山椒あんかけ、鱧落としとジュンサイ、冷やしトマトの茶碗蒸し

夏らしさ満載の前菜で、さっぱり美味しく頂きました。

前菜

牛フィレ肉やエビが美味しいのは勿論、右上の朱色の四角いのは赤こんにゃくで近江の名産です。

お豆腐や赤こんにゃくは、ちょっと精進料理を取り入れてみた感じなのでしょうか。

がっつり殺生してますけど(笑)

牛フィレ肉と海老・季節野菜、アボカドと湯葉のサラダ

中年以降メンバーにとって、これほどの量がちょうど良く、締めのちりめん山椒やお蕎麦も美味しく頂く事が出来ました。

お腹いっぱいに食べると、美味しいものも美味しく感じなくなってしまって勿体ないですよね。

ちりめん山椒ごはん、冷やし茶そば、香の物

最後にデザート。

グリーンティのクリームブリュレって珍しいですね。

アイスは抹茶アイス、そしてほうじ茶とお茶尽くし。

食後にほうじ茶って、ホッと癒されます。

近江茶房マルヨシという、地元のほうじ茶屋さんのものだそうです。

ぼちぼち夜も更けてきました。

他に、2組ほどいらっしゃいまして全て女性!
平日に来れるなんて、女性くらいなのかな。

美味しく頂いたので、晩酌をしに場所を移す事としました。

晩のドリンクサービス

先ほど、レストランに行く途中で見かけたカフェラウンジスペースで、晩のドリンクサービスを頂く事が出来ます。


写真を失念しているのですが、ライブラリーラウンジにあったようなワインサーバーもこちらにありました。

勿論セルフサービスで、好きに頂く事ができます。

ウイスキーからラムまで、バランスよく揃っています。
ジンシャーエールや炭酸

スイーツは、先客さんが随分食べちゃったのかな?

オレンジピールチョコとクッキー

ナッツが好きなので、もう少しナッツがあると良かったな。
あと、チョコと塩豆とかあると良いなぁ。

ナッツ

色々注文つけながら、ちゃっかりいただきます。

別腹、別腹・・・

ウイスキーを頂きました。

早く感染症がおさまって、モルト飲みに行きたいなぁ。

ホテルのアクティビティ

ホテルアクティビティの用紙が手元にありましたので掲載しておきます。

大浴場などあったんですねぇ・・・

私はこの中の「朝のお勤め」に急遽参加しました。

ホテルアクティビティ

朝のおつとめ

朝のチェックインの時に、「朝の比叡山のおつとめ参加されますか?」と聞かれたのですが、ichicoファミリーは断りました。
晩になって、私だけ行きたくなって後からフロントで申し込むことにしました。

申し込みは前日18時までなのですが、時間を過ぎてみ申し込みはできました。

ただ、お坊さんおつとめの御経の際に名前を呼んでもらえなくても良いのであれば、という条件があるだけです。

とは言え、オプション料は同じ1000円です。

申し込みは18時までですので、気を付けましょう。

ところで、「朝のおつとめ」とはなんぞや?とは、下記の様にホテルHPに記載があります。

延暦寺は、最澄により開かれた日本天台宗の総本山。比叡山をまたぐように東塔、西塔、横川の3つのエリアがあり、「比叡山やくばらいめぐり」では東塔にある総本堂「根本中堂」を訪れます。
(冬期:12月〜2月の間は7:00)

地元の方でさえも味わうことのできない、宿泊されたお客様だけの体験を。僧侶がお経を読み上げる「朝のお勤め」に参加します。
最澄が延暦寺を開いてから、1200年ものあいだ灯り続けている「不滅の法灯」があたりをぼんやりと照らし、幻想的な景色が浮かび上がります。そこに沁み入るように響くお経に耳を傾けていると、心も穏やかにととのっていくのを感じます。

引用元: ロテルド比叡HP

朝の6時にロビーに集合し、こちらの資料をいただきます。

1200年も前から灯る火があるようで。「油断大敵」という言葉はここから来ているらしいです。

こちらのバンに乗ったのは、私ともう一人のおひとり様のご婦人。

ひとり旅する人は今時珍しくはないですが、このようなホテルでおひとり様旅を満喫されている姿がサマになっていまして、見習いたい姿でした。

さて、「根本中堂」へ参りましょう!

ホテルのバン
朝の比叡山は清々しい
根本中堂へ参りましょう
朝の眺めも美しい

別の時間に撮った写真ですが、「根本中堂」は現在工事中です。

平成28年から10年間かけて行われる大工事だとの事。

また、中の撮影は基本的に禁止ですが、一部撮影できる場所があったので、ブログにしました。

比叡山延暦寺、根本中堂大改修を見てきました。/2021年8月下旬訪問60年振りの大改修の根本中堂を始め、見どころ満載の比叡山のご紹介です。...

「おつとめ」のお堂の中は、勿論撮影禁止です。

お経のあとに、お坊さんが有難いお話をしてくださるのですが、今覚えているのは

お堂の中の柱の間隔だとか、色の塗り替え方法などなど。

その他

小豆は魔よけの意味があるだとか

9月の彼岸のおはぎは粒あんで、萩にちなんで大きさも小さく、3月のおはぎは牡丹にちなんで大きく漉しあんだとか。

お餅がうるち米ともち米を混ぜて作られていて、完全につぶさないのは、お彼岸はあの世とこの世の行き来があり距離が近くなることから来ているとか。

食べ物の事しか覚えていません・・・(笑)

帰りはバンを少し止めてくださり、山の景色を眺める事が出来ましたよ。

これは絶対に参加して欲しいオプションです。

琵琶湖が見えて美しいですね。

朝食


お勤めで良いお話を聞いたし、清々しい気持ちで頂く朝食。

朝食メニューとドリンク

黄色いお皿が可愛くて、色とりどりの朝食は見た目だけでパワーチャージできた気分です。

公式ホームページでは、感染症の影響がなければ通常はビッフェスタイルらしいのですが、私は持ってきてもらう方が好き。

色とりどりの朝食
焼き立てパン

パンはホカホカです。

目玉の山床テラス

こちらのお宿で、とても楽しみにしていたのが琵琶湖の眺めが素晴らしい「山床テラス」。

標高約600mから琵琶湖を見渡せる天空のテラス。森にせり出すようにしつらえられたカウンター席は、京都の夏の風物詩「川床」を思わせます。
しばし喧騒を忘れ、山の清々しい空気を吸いながらゆったりとお過ごしください。

引用:ロテルド比叡公式HP

こちらのホテル、標高600メートルもの高さにあったのですね。

ライブラリーラウンジや、夜のラウンジのドリンクを持ってこちらで頂いても良いのです。

私は滞在中、何度か嬉し気に利用させてもらいましたよ。

テラスの半月窓からは、レストランの様子が伺えます。

夜は夜景が美しいだろうと期待していたのですが、なんと大雨が降ってしまい、夜景を事が出来なくなってしまいました。

美しい夜景を眺めたい時は、真冬なんかも美しいでしょうね。

雪も積もりますし。

そういえば、こちらのホテルはJR京都駅や京阪大津京駅からも無料バスが出ているようですので、真冬のアクセスは心配いりません。

無理して車で来なくても、バスに甘えましょう。

雨の後のテラスは濡れていました。

 

他、テラスに行くすがらに昔ながらの玩具や、茶道具のセットがありましたので、滞在中に利用しても楽しいと思います。

スーベニアショップ

ロビーの横にはスーベニアショップがあります。

チェックインカウンターの横にはスーベニアショップがあります。

何が売っているのかな?

ちょっと見てみましょう。

入ってすぐの左手にワインが売られています。

ディナーで出た赤こんにゃくや、近江産のお茶などの地元のお土産が売られています。

地産のお土産など

最近、国内を旅する様になって、お寺の御朱印をコレクションしている人が多いことに気づかされました。
御朱印長は御朱印コレクションをされている方にはおススメですね。

ロテルド比叡オリジナル御朱印長など
松栄堂のお香

滞在中に使用して、使い心地最高だったボディシャンプー類も売られています。

バスに置かれていた「NEMOHAMO」のシャンプー類
地元の作家さんの食器かな?
ディナーで美味しく頂いたほうじ茶

滞在中は何度か立ち寄ったスーベニアショップですが、チェックアウトの際にもう一度立ち寄ると、宿泊中楽しかった事を思い出す事が出来てホテルを去るのが名残惜しくなります。

感想

一度は滞在してみたいと心待ちにしていまして、眼に入るものがすべて大好きな景色、色使いに溢れていて、お食事まで美味しいだけでなく見た目麗しい。

テラスから眺める事ができる琵琶湖も格別でした。

残念だったことは、晩に雨が降った事。

ホテル京阪にオーナーが戻ってからカジュアル路線になったそうで、その分価格もリーズナブルに。

その分、ホテルのスタッフさんも、少人数で役割を廻していましたので頑張っている様子が伝わりました。

スタッフさんの肩肘張らない温かい対応も心に残りました。

現在は、感染症の影響でリーズナブルに滞在できましたが、世の中が元気になりますと、更にキラキラした様子が増すホテルだと感じました。

ブログを書いているのに、語彙力が乏しくて申し訳ないです。。。

JR京都駅や京阪大津京などから無料リムジンバスも出ていますから、女性同士でも車を持っていないカップルさんでもアクセスしやすくなっていますので、利用者が増えると良いなって思っています。