「布施の商店街の中に、お店をリノベーションしたホテルがあるんだって」
そんな話を聞いて、じっとしていられず泊まってまいりました「SEKAI HOTEL」
最近、商店街の中から、エントランスや入口に辿り着ける賃貸物件は見た事があり、そのようなイメージを持っていたのですが、ちゃんと商店の面影を残しつつ作られたホテル。
流石リノベーション会社が開業しただけあるホテルです。
近鉄奈良線から徒歩3分というアクセスの良さ。
ホテル名 | SEKAI HOTEL Fuse |
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住所 | 〒577-0841 東大阪市足代1-19-1 |
電話番号 | TEL: 06-6748-0750 |
開業日 | 2018年9月25日開業 |
チェックイン対応時間 | 3pm – 10pm |
アクセス
近鉄大阪線・奈良線「布施駅」より徒歩約5分
大阪メトロ千日前線「小路駅」より徒歩8分
私は近鉄布施からのルートで参りました。
近鉄布施駅に到着しましたら、とりあえず南改札に出ましょう。
アメニティはコクミンで買えますね。
出たらすぐに右に向いたら、えべっさんが見えます。真っすぐ階段を降りましょう。
改札口「南出口」を出たら、左に向くと横断歩道があります。
モモヤはジャンボ栗饅頭が有名です。
モモヤの手前を、更に左に曲がりましょう。
どうでもいい話ですが、この街はママチャリ率が大変高いので、歩行にはくれぐれも気を付けましょう。
右手に、こんなアーケードが見えたら曲がりましょう。
ようやくホテルに到着しました。一見商店街の中に馴染みすぎて、見落としそうになりました。
チェックイン
チェックインでは、どこのホテルでもあるように一連の説明を受けます。
ホテルホームページに書かれている様に、「旅先の日常に飛び込もう」が、ホテルのコンセプトのようです。
説明の時に手渡された街歩きマップ。お好み焼きやタコヤキ、パンと、粉ものから逃れる事が出来ないラインナップ。粉もの好きには堪らないでしょう・・・。(太るの覚悟で)
受付の女子は布施の地元の方ではない様で、「何もないと言われる布施の街だけど、私にとっては毎日が発見の連続で・・・」というこような事を、」目をキラキラさせて語ってくださいました。私が、東京の浅草や蔵前界隈を楽しくて仕方ないと感じる感覚とにているのでしょうか。
とにかく「SEKEI HOTEL愛」を感じまして、「これは当りのホテルだ!」と確信を持ったのでした。
手続きとうで面倒な事はなく、今回は地域支援のキャンペーンを利用したので、ワクチンの3回目接種照明と身分証明が必要だったくらいでしょうか。普通にアプリにインストールしていたら問題ない話ですね。
質問票に「このホテルの前に、他の地域を訪れたか。」の様な質問がありましたが、これも最近よく見かけますね。
商店街の中に、スーペリアやメゾネットなど様々なタイプの客室が点在する中で、ひとり旅ですしドミトリータイプに宿泊することとなりました。
そのお部屋は、この受付の上階です。備品に歯ブラシや化粧水などのアメニティはございません。私は歯ブラシを忘れたので100円で購入。最近、sDgsの影響かこの様なホテルが増えていますので気を付けましょう。
SEKAIPASSと街歩き注意点
チェックイン時に渡される、入室暗証番号やロッカー№が記載されている「SEKAI PASS」と呼ばれるものを渡されます。
先ほどの街歩きマップに記載の協賛商店でpassを見せると、割引などのサービスを受ける事ができるというもの。
ただ、私はチェックインが遅くなったため、シャ乱Qつんくさんのお兄さんが焼いているたこ焼き屋さん(丸幸水産)には行くことができませんでした。
関連ランキング:たこ焼き | 布施駅、小路駅(大阪メトロ)、JR河内永和駅
注意点として、普段財布を持ち歩かない人間には少々厳しく、この街はカード決済や電子マネーの利用が普及していないとの事。ただ、paypayは受付の方が仰っているよりは普及していました。銭湯でも使えましたから。まぁ、良くも悪くも下町。カードや電子マネーをメインにしている人は、現金多めに持ち歩きましょう。
あと私は素泊まりプランを申し込んだため、喫茶店のモーニングや銭湯の利用は実費を払うことになりましたが、これらが込のプランを申し込んでいれば、SEKAIPASSを見せるのかバウチャーが付いているのかで無料で利用できます。ホテルのモーニング会場が指定の喫茶店、お風呂場が銭湯というわけです。これぞ商店街まるごとホテルの所以でしょう。
ただ、モーニングと銭湯込みのプランを見てもさほどお得感を感じないので、積極的にはおススメしないかな。もしかしたら、私の様な素泊まりプランを利用した人間には分からない、お得なことがあるのかもしれないけれど。プランに入っている喫茶店じゃないところで食べたくなる様に、気分が変わる時もあるしね。ちなみにプランに入っている「池田屋珈琲」さんは、空調はよく効いてはいるものの喫煙可なので、たばこの煙がどうしてもダメな方は要注意です。
施設紹介
利用の仕方は、受付の女性が部屋まで案内してくださいました。
ドミトリーの入口には、pass記載の暗証番号を入力します。
入ってすぐにゴミ箱と下駄箱があります。
シャワールームにはシャンプー類は完備されています。
客室紹介
ドミトリーのお部屋は2階フロアには4つほどありました。
幸い、ベッドは下段を利用できるとのこと。
この日は、私以外に一人だけの利用客がいるだけ、しかもチェックインが随分遅いようで、最初から最後まで顔を合わさずでした。ドミトリーで知らない人と話すのも、楽しみの一つだったりはしますが、ちょっと残念です。カプセルホテルじゃなくて、ドミトリーに来ている人とは勝手に気が合うって思いこんでる節はあります。
バスタオルとフェイスタオルが一組づつ、紙コップが置かれていました。
ベッドサイドに数センチのスペースがあったのが使いやすかったですね。
マットレスは少し硬めに感じたものの、7時間以上もの睡眠をぐっすりとる事ができました。
寝心地が良かったんでしょうね。身体は正直です・・・
ロッカーもpass記載の番号で管理です。
1.まずは正しい番号の「状態で、ダイヤルを右に回して開ける。
2.ロッカーに荷物を入れる。多分、northfaceの四角いリュックがすっぽり入りそうなスペースです。
3.ダイヤルを左に回して、番号をずらしたらロックがかかります。
開ける時も、正しい番号を合わせてダイヤルを右に回したら開錠になります。
ロッカーの使い方に少々手間取りましたので、書かせてもらいました。
顔も知らない、もう一人の旅人さんの荷物なスーツケースだったので、ロッカーに入りきらず、棚の上に載っていました。貴重品だけでもロッカーに入れたらよいのでしょう。
銭湯
この街はえべっさん(関西では戎さまの事を「えべっさん」と呼ぶ)の街らしく、銭湯の名前も戎湯。
入浴料 | 450円 Paypay利用可 |
お風呂詳細 | ジャグジー2種類×2 |
ノーマル湯 | |
電気湯 | |
ラジウム湯 | |
スチームサウナ | |
ノーマルサウナ | |
水風呂 | |
その他 | サウナ利用時に別途100円必要。サウナ用タオルが付きます。 |
水風呂は、サウナに入らなかったということを差し引いても随分冷たく感じました。
サウナは100円取るからでしょうか、利用者が少なく、頻繁にサウナと水風呂の行き来をしている人を、他のサウナと比べ少ない気がしました。
100円取る事によって、行儀のよい利用者しか利用しないとか、タオルを利用してくれるなどのメリットを考えたら、100円かかるのも良いことかもしれません。
古いながらも掃除の行き届いた良いお風呂で、とてもさっぱりしました。
因みに冷蔵庫の飲み物は、牛乳やサンガリアだったりします。
周辺グルメ情報
粉ものばかりです・・・
よしひろ
大阪人のくせに、健康の為に粉ものは極力避けておりますが、旅ですからね数年ぶりにお好み焼きを頂く事にしました。
アメリカの飲食店で修業をしてきた、3代目さんのユニークメニューがあるとのことで、「よしひろ」さんに決定。
ガレットとかナシゴレンなどあったんですけどね、 一人だったんで結局ミックス焼きだけになりました。こういう店は数人で来るべきですね。ガレット食べたかった・・・
PASSを見せることで、生の小ビールやソフトドリンク・チューハイが無料でサービスしていただけます。
肝心のお好み焼きのお味は、ミックス焼きだったせいか、キャベツ少な目、具多め、生地の粉っぽさもなく(パンケーキか!みたいなお好み焼きではない)大変美味しくいただけました。もたれなかったので、粉少な目だな。
お好み焼き自体は、厨房で焼かれたものを持ってきてくれます。
店員さんが、甘い辛いのソース2種、マヨネーズもノーマルと辛いの2種持ってきてくれて選ばせてくれます。
大変な人気店で、お客様が待っておられました。
老若男女、様々な属性のお客様がおられ、なるほど地元の人気店と言う感じです。
※paypay利用可
池田珈琲
ネットやガイドで見た厚焼き玉子のモーニング500円をいただきます。
ふわふわの卵焼きとパンの食感がたまらない。
特別お高いわけでも、お安いわけでもないモーニングと思っていましたら、お会計時にコーヒーのオカワリが自由と言う事に気づきました。
レジ前に、コーヒーポットが置かれていてセルフで注ぐことができるようです。
この界隈の喫茶店全般にいえるのでしょうが、喫煙可となっておりました、
空調が良く効いていたため隣のかたの煙はさほど気にならなかったのですが、たばこの煙がどうしてもダメな方、体調が悪くなる方は気を付けてください。
次にご紹介する金太郎のパンと、ホテル1Fでコーヒーを購入して朝食にしても良いのでは?とも感じました。
※paypay利用可
パンの金太郎
こちらも人気店。
もうすぐ100周年とのことです。結構素材に気を配っているようです。
PASS利用すると500円買い物したら100円引きとのこと。
私はあんバターパンと、ドライフルーツがゴロゴロと練り込まれたパン、自家製プリンを購入。大変美味しく頂けましたし、近所だったら通っちゃうお店でした。
店員さんの対応も気持ちが良く、日中は人であふれかえるお店でした。
晩の10時まで営業してくれているのは嬉しいです。
丸幸水産
googleマップには20時まで営業と書かれていますが、私が行った時には19時には閉まっていたような・・・閉店時間が早く感じました。朝は11時からだそう。
午前中も予定があったため11時まで待てず布施を撤収したため、買えませんでした。
ちなみにシャ乱Qのつんくさんの弟さんが焼いています。
評判は良いみたいなので、ぜひ行ってみて欲しいです。
飲み屋さん関係とホテルのバー
地元の常連さんが集う居酒屋や酒処が多いようです。
ネット情報で見た、気さくな常連さんが多く地元民と混じって飲めるというのは、ちょっと違う感じがしました。
お好み焼きの後に、もう一軒くらい酒処がないかと探したのですが、いい塩梅のお店(ウイスキーとナッツが欲しかった。)が無かったのと、道すがら見かける酒処に敷居の高さを感じた(ガラスの戸に中が見えないようなカーテンらしいものがあった)ので、ホテルの簡易的なバーでお酒を頂く事に。
スタッフさん曰く、やはり一見さんお断り的なお店が多く、行きたいときはホテルスタッフが最初に同行するとのこと。どこから来たかわからない人を店内に入れるのは抵抗あるようですね。良くも悪くも布施らしい環境の故かと感じました。(大阪人なら分かるかな)
スタッフさん自身は、酒処の店主などとは凄く仲良く、親切にしていただいているようです。
地元の人達、気の良い人たちばかりなんでしょうが、とっかかりが難しいのでしょうね。なので、観光客がすんなりお仲間に入れるというのは、ちょっと違うようです。
ちなみに、こちらのホテルバーは、受付対応などをしてくださるスタッフさんが対応してくださります。
ホテル利用者だけでなく、ご近所のお店の方が毎日寄ったりするようで、割と開かれたバーのようです。
スタッフさん曰く、こちらのホテルのコンセプトは、宿泊客には街を楽しんでお金を落としていただきたいということらしいですが、「お酒に関してはこちらのバーが落ち着くな」と、旅人は感じるのでした。
感想
ホテルのコンセプトとしては面白いし、来てみて良かったと思います。
地元の日常を楽しむという意味では、お店の閉店時間や居酒屋の敷居の高さもこの街の色。
その日常に遭遇しても、それが日常なんだと理解できるのも、日常に溶け込むことの一つなんでしょう。
大阪の下町で宿泊出来るって中々なくて、その街の住人の生活に片足突っ込むって経験は中々ないから、面白いですよ。
近鉄布施からでしたら、難波へも電車一本ですし、大阪の象徴的な繁華街の難波と、こてこての下町を楽しむプランを計画するにはうってつけのホテルです。
実際、難波でお好み焼き食べるくらいなら、布施で食べた方が美味しいと思うし。
ただ、常連さんに交じって居酒屋で飲みたかったら、ホテルスタッフに同行してもらいましょ。