旅マニア、旅ブロガーさんの間、いやそうでなくても「特別機機内食のメリット」について、語られる事が増えているようです。
それは、「特別機内食」を搭乗前にオーダーすると、一般の機内食よりも早く出されて、トイレ待ちをさける事が出来るという事。
私も、とあるインフルエンサーさんの真似をして、2019年11月にトライしました。
それはそうなんだけど、大事な事を書き漏れているような？
ちょっと想像力を働かせれば、書かれる前に気づく事でもあるのですが、私も忘れていた事なので書いておこうと思います。
特別機内食とは
何となくご存知の方も多い「特別機内食」、知らないという方に簡単に説明します。
通常に提供される機内食と違って、宗教上、疾病やアレルギー等の健康上、赤ちゃんなどの理由で、自分にあった食事を選べるのが「特別機内食」と言います。
特別機内食メニュー
上記の写真メニューは、エアカナダに登場した時の特別機内食についていたカードの裏です。
数えたら17種もあるのです。
「Vegetarian」と記載があるだけでも、4種類。
「Asian Vegetarian」と「Vegetarian Oriental」の違いって何？の世界です。
そんな無頓着な私が、何故「特別機内食」なんて面倒なものを頼んだのかは、ただの好奇心だけではありません。
一つ一つの食事の詳細は、公式HPをご覧ください。
アジアンベジタリアンミールの食レポ
私がオーダーしたのは、アジアンベジタリアンメニューです。
アジアンベジタリアン-
- 見事にカレー系です。緑もカレーだったと思います。
-
- 丸く巻かれたものは、薄いパンの様なものかと。手前の白いのはマッシュポテト？
アジアンベジタリアン／ヒンズー教用ベジタリアンミール
（AVML)
アジアまたはインド風のベジタリアンミールです。動物性食品、動物由来製品、卵は使用していませんが、乳製品は含まれています。
見事に、行きも帰りもインド風でした。
どの国の人でも美味しく頂ける、ベジフードという括りだとカレーくらいかな？と。
見た目と違って、味付けが個性的とか、反対に薄味と言うわけでもなく美味しく頂けました。
勿論、極端に辛い訳でもないです。
普通食より美味しいと感じましたよ。
全く胃にもたれない。
胃弱の母も、感激していました。
普通の機内食のチキンとかビーフとか、結構胃にヘビーです。
旅となれば、いつもより食事も堪能するのですから、全く運動していない空間で、高カロリーな機内食を頂くって
「無駄に、カロリーを摂取してしまったわ・・・」
と、嘆く女性は多いのではないでしょうか？
若かりしときに、隣の席に座っていたお兄さんに聞いた事があるのですが
「機内食は、墜落しても命を生きながらえる為に高カロリーにしているらしいよ。」
と。
全く嘘では無い気がします。
特別機内食のメリット
窓から見た羽が美しい。冒頭にお書きした通り、「特別機内食」は多くの航空会社では、間違いを防ぐために、通常の機内食よりも早く提供していただける。
と言う事は、食事後の歯磨きタイムのトイレが混まないという事です。
みんなの食事中に、トイレに行けるのですから。
それはそれでいいんですけどね。
「特別機内食」のデメリット、注意点
デメリット
せいぜい、席の真ん中や窓際だと、通路側の方に気を遣う、遠慮するくらいでしょうか。
注意点
私がこの経験で、一緒に行っておけば良かったと感じた事があります。
先ほどのデメリットにも関連するのですが、座席を通路側に指定しておくことです。
これをしておかないと、気の弱い貴方は、「混まないトイレに行ける権利」を放棄してしまいます。
早めにトイレに行きたいと思った場合、食べ終わった私たちは、「普通食」を食べている方の邪魔をして、トイレに行くことになるんです！！！
気が弱くなくとも、普通の神経の持ち主なら、そんな事できないですよね？
それで、私は「特別機内食のメリット」を享受できなかったんです。
そう、「特別機内食」をオーダーしても無駄だったんです。
「特別機内食」をオーダーと「通路側の席」はセットです。
「特別機内食」のオーダー
搭乗するエアラインのホームページに、予約方法等の記載があります。
それはWEBだったり電話だったりしますが、会社によって方法が変わってきますので、各社の対応に沿ってください。
私はこの時、日本発の旅行会社パッケージツアーに参加しましたので、「機内食の指定を個人で行っても良いか？」と旅行会社に問い合わせメールを送りました。
すると、「こちらで行いますので、ご希望を伝えてください。」との事でしたので、旅行会社さんにお願いして「特別機内食」の手配を行う事ができました。
「特別機内食」の種類に関しては、搭乗予定エアラインのホームページを参照しましょう。
座席指定
この時に、座席にまで気が回らなかったので、失敗したのですが、ここまでセットです。
座席指定に慣れている方は、ここを飛ばしても良い内容です。
私自身、今まで座席指定の必要性や希望が無く、指定を行った経験が無かったので、各社調べてみました。
座席指定に関しても、エアラインによって違うのでしょうが、心配でしたら申し込んだ旅行会社なり、航空会社、エアラインサイトに問い合わせると良いと思います。
因みに、各社の対応を記載します。
JAL
Q パッケージツアーを利用しますが、座席指定はできますか。
A 旅行会社販売のパッケージツアーをご利用の場合、座席指定はWebチェックインにて承ります。
※予約詳細画面からはご指定いただけません。
詳細は「Webチェックイン(QuiC)」をご参照ください。
引用元：JAPAN AIRLINES
ANA
事前座席指定について（国際線）
対象フライト
ANAグループ運航便（国際線、日本国内線）
他社運航便*
一部、対象外。事前座席指定ができない場合でも通路側/窓側の座席属性リクエストのみ承れる場合があります。引用元：ANA公式HP
一応、外資エアラインも。
AIR CANADA
通路側や窓際の座席、または足元にゆとりのある座席を希望されるお客様は、チェックイン時に無料でお座席をお選びいただけます。出発日以前に座席指定を希望される場合は、無料または有料の事前座席指定サービスをご利用いただけます 引用元：AIR CANADA 公式HP
こうやって見ていくと、どうやら、チェックイン時に座席指定できる会社が多い様ですね。
確実に座席を確保したい場合は、それより前に座席指定もできるけれど、それは有料になる場合があるというところでしょうか。
スカイスキャナー
お望みの航空券が見つかったら、スカイスキャナーのサイトから予約する航空会社または旅行代理店のサイトに移動します。ご予約は、それらの航空会社または旅行代理店で直接行っていただきます。選択した航空券に座席指定サービスがある場合は、予約時に座席割り当てのすべてのオプションが表示されます。座席指定または特別なリクエストについてご質問がある場合は、ご予約いただいた航空会社または旅行代理店に直接お問い合わせください。 引用元：Skyscanner
スカイスキャナーでチケットを購入する際、座席指定が出来るエアラインの場合は、その選択肢がでてくる仕組みなのでしょうね。
その時に出来なかったり疑問点があれば、結局は各エアラインに連絡すると。
そして、おなじみHISさんの対応
【オンラインにて手配旅行を予約されるお客様】
オンライン予約ではご予約前に事前座席指定の可否をお伝えすることはできません。
ご希望の場合は、ご予約完了後にお問い合わせ頂ければお調べしご案内致します。
ただし、事前座席指定ができない場合も多数ありますので十分ご理解の上お手続きください。
事前座席指定の確約をご希望のお客様はコールセンターや店舗をご利用ください。
【店舗・コールセンターで手配旅行を予約されるお客様】
新規ご予約の際に予約担当者までご相談ください。
座席指定の可否 について、原則的には事前にご案内できます。(航空会社未定など、 一部商品を除きます)
※補足※
・ご契約後、座席指定が出来ないことを理由に取消される場合は規定通りの取消料が掛かります。
・事前座席指定は航空会社都合により変更や解除されるケースがあります。
・WEBチェックインは航空会社・航空券の種類によってはご利用頂けない場合があります。
・パッケージツアー（募集型/受注型企画旅行）につきましては、商品の詳細にてご確認ください。記載がない場合は原則的に事前座席指定はできません。
引用元：HIS公式ホームページ
エアラインごとに、座席指定方法も違いますし、HIS独自で座席を年間確保しているのか、どのような仕組みにっているのか、個人手配とは違ってきますから、確実に席を確保できるとは限らないという答えが出てくるんでしょうね。
ツアーで参加してみたらわかりますけど、ツアー客の席の場所は固まっていますから、座席指定できないとは思えないんですけどね。
とは言っても、どんな場合でも会社に問い合わせましょう。
その他感じた事
こういうのも、エアラインによって変わってくるのでしょうが、食事を配り終えた後のドリンクは、私達がいち早く「特別機内食」を食べ終えても、遅れて「普通食」を食べている人に合わせて提供されていました。
食事は早く出てきても、ドリンクは全員同じタイミングだったのです。
仮に、通路側の席を確保しても、この飲み物を飲み終えてから、歯を磨きにいったら、結局みんなと一緒に混んだトイレに行く事になってしまう気がしました。
混んだトイレに行きたくないというのなら、一旦食後に歯を磨きに行って、「固形物でないだけマシか」「普通食組が落ち着いてから、もう一度口をゆすぎに行けば良いか」なんて考え方をするしかないのでしょうね。
旅なんて何でも思うようにならない不自由なところも、醍醐味だったりしますから。
