世界の料理を食べてみよう！JICA関西食堂／2021年7月下旬訪問

まだまだ海外旅行も厳しい中、世界の中でもレアなエスニック料理を食して、僅かながらでも海外旅行気分を味わったり、情報収集をしてみたいとおもいませんか？

関西地方在住の方に朗報。

気軽に、格安で各国のエスニック料理を頂ける場所が神戸にあるのです。

ついでに、各国の民族衣装などの展示品なども楽しめますので、海外旅行好きには是非ご紹介したいところです。

場所は青年海外協力隊でおなじみJICA関西（独立行政法人国際協力機構）の中にあるJICA関西食堂です。

住所	〒651-0073　兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
電話番号	（078）261-0341（代）
営業時間	11:30-14:00(LO 13:30) 17:30-21:00(LO 20:30)
休業日	年中無休（年末年始除く）
ホームページ	https://www.jica.go.jp/kansai/office/restaurant/index.html

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アクセス

アクセスは、ホームページ内のアクセスページにも公開されております。
私は最寄り駅の「岩屋」より徒歩で参りましたので、ご紹介いたします。

阪神岩屋駅の改札は一つだけ。
こちらを出ます。

ファミリーマート岩屋駅前店が見える横断歩道を渡ります。

ファミリーマートを左に曲がって、ひたすら歩きます。

高速道路も越してひたすら歩きます。

兵庫県立美術館が見えてきました。

美術館に到達したら、右に曲がりましょう。

入口のフロアにはブータンに関する展示があり、JICAボランティアの活動などがパネル展示されていました。

展示の衣装は「微笑みの国ブータン国王」で御馴染みですよね。

食堂の様子

食堂の前には、メニューが貼られています。

食堂内に入りましょう。

中に入ったらメニューが

メニューサンプルもあり、食堂のシステムの説明があります。

学生食堂・社員食堂と似たシステムですね。

日替わりメニューとしては、この日はタンザニア料理でした。

中々美味しそうですよね。

凄く迷いましたが、今月のメニューのパキスタン料理にしました。

月ごとに、各国の独立記念日などの祝日やイベントに合わせて、メニューとして提供する国を変えているみたいです。

７月は、女性の教育の重要性を訴えた、パキスタンの活動家マララ・ユスフザイさんの誕生日で、国連が制定した「マララ・デー」にちなんで、パキスタン料理でした。

彼女は、11歳の時にタリバンによる女子校破壊をブログにペンネームを使用して批判し、その後実名が公表される事になるのですが、大変勇気のいる事だったと思います。

ブログを書いている現在の政界情勢を思うと、彼女の身を案じずにいられません。

因みに、今更ながらブログを書いている今月9月のテーマ国はホンジュラスで９月15日が独立記念日のようです。

しかも、食堂にコロナ感染者が出たとの事で、今は食べる事が出来ないと・・・

南米料理は好きだし、ホンジュラスなんて危険で行くことが出来ないし、ホンジュラス料理を提供する店も日本国内では聞いたことが無いですし、貴重だったのに・・・コロナめ！

こんな風に、大変レアな国の食事が楽しめるのです。

値段も手ごろです。

写真は失念していますが、入って左手にレジのようなものがあり、そちらでお金を払って食券を購入します。

このまま食堂方式で、係員に食券を渡し、食事を受け取ります。

ドリンクは好みのものを飲み放題。

私はコーヒーを頂きました。

※クリックで拡大します。

大きな窓から、陽が差し込む気持ちの良い食堂内。

何処に座ろうか迷ってしまいます。

食堂内には、本棚も設置されていて、ゆっくり過ごす事も出来そうです。

勿論、世界各国の食事やスポーツのような情報に関する本から洋書まで揃っています。

結局、この日はとても天気のいい日でしたので、テラスで食事をしました。

蚊に刺されてしまった以外は、眺めが良くてとても快適。

肝心の食事はこんな感じです。

想像以上に大きめの鶏むね肉の入った、ホワイトカレー、「チキン・ホワイト・コルマ」
ココナッツの風味がしました。
メニューには、「ヨーグルトとナッツを使ったマイルドな白カレー」と書かれていたので、もしココナッツを使用しているならココヤシの果肉を乾燥させたものかもしれません。

卵焼きのようなものは、「マサラ・オムレット」
メニューに書かれている様に、それほどスパイシー感は感じませんでした。

サラダは、「チャナ・チャート」
「チャナ」は「ひよこ豆」、「チャート」は「軽食」の意味だそうです。
さっぱりしていて、美味しかったです。

右下はデザートで「ガージャル・カ・ハルワー」と呼ばれる、ニンジンを牛乳で煮詰めた甘いデザートです。
優しくて自然な甘さでした。

時々はJICAのホームページをチェックしては、各国の料理を楽しんでみたいとおもいませんか？

楽しみは食堂だけじゃない！広報展示室

食堂と同じ1階フロアに、JICAの活動を広報している展示室があります。

世界各地の、珍しい小物など好奇心が満たされます。

世界の楽器たち。

手に持って鳴らしてみたいのですが、それは叶わないようで残念です。

 

特に民族衣装の展示が楽しくて、本来ならば試着して写真を撮影できたようですが、今はこちらも叶わないようです。
これが可能なら、隠れたインスタスポットになったのになぁ。

いつか試着できると良いですね。

世界中の取り組みとして話題になっているSDGsに関する資料も展示されています。
持続可能でより良い世界を目指すために、私達が出来る小さな事を考えさせられる資料です。

資料室

世界で問題となっている事柄に関して、国際協力やボランティアに関する資料が揃っている資料室もあります。
私は、子供の貧困や教育の機会に関して興味を持っていましたので、長い時間を過ごす事が出来ました。

子供たちの目がキラキラしていて切なくて、何とかならないものかと思うのですが、綺麗ごとばかりで世の中は回らない事は、大人なら誰でも分かる事で、それがまた切ない・・・

ただ、ゴミの山で生活しないといけないのは、あってはならない。

思う事はいつも堂々巡りで、文章に書くのではなく、会話でしか誤解なく考えを伝える事が出来ないないので、世界の貧困や子女の教育の機会に関して述べる事はブログでは控えようと思っています。

雑感

世界の料理を頂けるという楽しい気持ちで訪れたJICA関西食堂でしたが、海外に行くことが困難な現在だからこそ、国内でじっくり世界の国々の事を知って、自分の日々の行動が地球上でどのように影響するのか考えさせられた訪問でした。

このような場所で勉強させてもらった中で、自分なりの意見をもって行動していこうと感じました。