海外旅行好きの方にとって、今の状況、日本から出る事が出来ない状況に鬱々としている方も多いのではないでしょうか?
こんな時だからこそ、一度に世界中の名所旧跡、モニュメントを数時間で見て回る事が出来る兵庫県姫路市の太陽公園に行ってまいりました。
太陽公園とは、「石のエリア」と「城のエリア」とで分かれています。
「石のエリア」は、「凱旋門」「兵馬俑」「万里の長城」「ピラミッド」「天安門」「マチュピチュの遺跡」「磨崖大仏」の大型の見どころから、自由の女神やメキシコ等の石像など一同に、無尽蔵に集合していているエリアです。
「城のエリア」は、ドイツの「ノイシュバンシュタイン城」を三分の二の大きさで再現されています。
三分の二って、かなり大きいですよね。
とりあえず、旅に行けなくて鬱々している方には一度行ってみてもらいたいテーマパークです。
名称 | 太陽公園 |
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住所 | 〒671-2246 兵庫県姫路市打越1342−6 |
電話番号 | 079-267-8800 |
営業時間 | 9:00~17:00(チケット販売終了16:30)不定休(荒天時休園) |
料金 | チケット購入時の際に記載 |
コスプレ撮影などにも快く協力してくださるテーマパークの様で、更衣室まで用意されていました。
アクセス
お車の方
山陽姫路西インター下車、県道545号線、
ローソン姫路白鳥台店を越え、「峰相」の信号を左折し約2分
※姫路西バイパスでお越しの場合は「相野IC」で下車公共機関ご利用の方
JR姫路駅より神姫バス 白鳥台行き(白鳥台3丁目下車)、
緑台行き(打越西もしくは打越新田下車)にお乗りください引用元:太陽公園ホームページ
出来る事なら、自家用車で行くことをお勧めします。
電車で来られる方は、気を付ける点が多くありますので書いていきます。
これだけのテーマパークを作る事が出来るということは、ムチャクチャ田舎って事です。
私の様に、大阪環状線エリアに住んでいるようなチャラチャラしている人間は覚悟していかないと痛い目に遭います。
駅から遠い、バスは一時間から30分に一度しか運行しない、コンビニは遠い、タクシーは流れてない、元気しか使えないの五重苦です。
行き
まず、北口を出ますと、バス乗り場があります。
太陽公園に行くには、白鳥台行と緑台行の2路線で行く事が可能です。
白鳥台行き
駅から見て左手先頭1番バス乗り場から発車しています。
多い時で一時間3本、だいたい一時間2本です。
白鳥台行きの「白鳥台3丁目下車」で下車しましょう。
時刻表は2021年6月下旬現在の写真です。
緑台行き
白鳥台行に乗車しそびれ途方に暮れていた私が利用したのが「緑台行き」でした。
こちらは4番乗り場です。
一時間に一本あれば良い方ですね。
ホームページには「打越西」もしくは「打越新田下車」とありますが、「白鳥台三丁目」も通りますので、お城のエリアに先に行きたい方は、こちらで下車するのも良いでしょう。
時刻表は2021年6月下旬現在の写真です。
下車
今回私は「打越新田」で下車しました。
帰り
帰りは、行よりも難儀しました。
というのも、どのバス停から乗れば良いのか分からない。
交通に限らず、このテーマパークは想定外に広く、逐一係員さんに道を聞きました。
帰りのバス、2、3路線ほどあったと思いますが、今回私が利用した路線を紹介します。
しかも、バス停の場所を聞いたとき、係員の女性が、間違ったバス停に乗ってはいけないと、業務用の軽バンに乗せて連れて行ってくださいました。
こういうイレギュラーな対応は、平日でたまたま手が空いていたからだと思いますし、タイミングや人に依りますので期待は禁物です。
今回、私が利用したのは時間のタイミング上「打越新田」のバス停を利用しました。
下の写真、左上記載の写真と時刻表。
平日16:38のバスに乗る事が出来ました。
案内
チケット購入
バス停を降りた近くに案内所が見えたので、そちらでチケット購入方法や廻り方を聞きました。
そちらのスタッフさんが仰るには「石のエリアから周るのがお勧めです」との事。
一般料金
大人(高校生以上) | 1,500円 |
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小人(小・中学生) | 700 円 |
小学生未満 | 無 料 |
高齢者(75歳以上) | 700 円 |
障がい者・介助(大人) | 700 円 |
障がい者(小人) | 400 円 |
※団体料金は別途記載があります。
因みに、モノレールは「城のエリア」で乗車する事になるのですが、下記サイトの200円割引チケットを「城のエリア」で提示すると、200円を現金で返却してくれます。
太陽公園入園料特別クーポン引用元:太陽公園公式サイト
入場券は無くさない様にもっていてください。
城のエリアでのモノレールで必要になります。
ハプニング!キャッシュレス生活者は気を付けて!現金しか使用できません(少しコンビニ情報)
そこで、都会でキャッシュレス生活に甘んじているブログ主に災難が襲い掛かりました。
こちらのテーマパーク、どうやら現金しか通用しないようです。
お土産店は確認していませんが、たぶんショップもそうだと思われます。
券売機のスタッフさんが仰るには
「コンビニはローソンが一番近いのですが・・・・」と言うのですが、公園廻りを見ても多分随分遠い距離にありそうです。
そこでたまたま、タクシーが一台だけ木陰に泊まっていました。
中で寝ている運転手を起こして乗せて貰う事に。
この公園から近いのはローソンの様ですが、セブンイレブンにも行けるそうなのでそちらに行ってお金をおろす事にしました。
往復1300円ほどかかりましたので、ご注意ください。
いつも運転手がいるとは限らず、セブンイレブンはとても遠いので、ローソンの地図を貼っておきます。
何よりも、現金を忘れないでください!
スタンプラリーなど
ウルトラクイズは各エリアでのクイズに参加して、最後は太陽公園のクリアファイルを頂けるとの事。有料:200円
スタンプラリーは、各エリアでスタンプを貰って、最後に城エリアで写真を貰えるというものでした。
最後に数種類の写真の中から一つ選んでもらえるというものです。無料
スタッフさんが「石のエリアを先に回って城のエリアを最後に廻ると良い」と言ったのはこの事ですね。
時刻表は忘れずにチェックしましょう
石のエリア
なんとか、入場を許していただき、石のエリアにまいりましょう。
兵馬俑まで
いきなり謎の石像が迎えてくれます。
楽しいですね。
いつか南米に行きたい私は、心躍る気持ちで歩きすすみます。
すると・・・・
いきなり、おフランスの凱旋門がそびえたちます。
噂には聞いていましたが、少し困惑しました。
気を取り直して歩きましょう。
モアイってこんなんでしたっけ?
南米が続くと思ったら、メソポタミア(現在のイラク近辺)をもってくる飽きさせない演出がニクイです。
南米の遺跡らしい石段があります。
チャクモールの台には生贄を捧げたのでしょう。
登ってみましょう。
ボリビアの事をあまり知らなかったのですが、古代文明の遺跡が多い地域なんですね。
ちょっとボリビアの歴史に興味を持ったのは良い収穫です。
私の絶対行きたい場所マチュピチュのスケールが小さくて、ちょっと悲しかったです。
因みにマチュピチュはペルーです。
ボリビアの月の門の後ろに、余っている子なのか「兵馬俑」がポツリと立っています。
そしていきなり中国の獅子です。
「アステカ」ではなく「ワステカ」というものがあったとは、かなり勉強になります。
若者が背負っている赤子は、太陽の象徴です。
「赤ちゃん」も「太陽」も、今も昔も恵みの象徴ですね。
メキシコが続きます・・・
いきなりの小便小僧の集団です!
何体あるんでしょうか???
これから「小便小僧」を見かけたら、「プチジュリアン」と呼び、ちょっと知識を披露するのも良いでしょう。(面倒くさい人と思われるのは、伝え方と本人の性格次第ですが。)
そして、いきなりの「自由の女神」です。
メキシコからニューヨークへ連れて行かれてしまいました。
「トラロック頭像」の写真は解説を切り取れば、現地で撮影したかのようで気に入っています。(はい、私の感想です。)
いきなりオーストリアの裸像に遭遇しますが、もう何が起きても驚かなくなりましたよ。
ええ、「マーライオン」と「自由の女神」が並んでいたって、南米の巨頭達が並んでいたって驚きませんよ。
ぼちぼち見どころの「兵馬俑」が近づいてきました。」
圧巻の兵馬俑坑
中国の兵馬俑博物館で作成したレプリカが1000体だそうです。
圧巻ですので、それ以上ありそうな気がしてしまいます。
発掘されたばかりの兵馬俑は、極彩色の美しいものだったんですね。
それは再現できるものではなく、見つけた考古学者さんの心の中に仕舞われているのでしょう。
兵馬俑が破損しているのは、保管の落ち度ではなく、これも再現されたものの様です。
手抜きがありません。
万里の長城から少し歩きましょう
ポリネシア風の像の後ろに、池に向かってマーライオンが建っています。
水が出たら最高なんですけどね。
とっても長閑です。
この辺りから、急な道があったりで、歩くのがハードになってきます。
かなり遠くに展望台が見えます。
思ったより、大きな公園だったようです。
見て回れるのか心配になってきました。
日本の仏像だって負けていません。
ピラミッドがいっぱい
坂道を下ったら、ピラミッドが見えてきました。
小さなピラミッドの中に、ひときわ大きなピラミッドがあります。
私がイメージしていたメキシコのピラミッドは、「チチェン・イッツァ」のピラミッドなので、ちょっと想像と違いました。
メキシコのピラミッドの前にスフィンクスがいるし、何だろうなぁ?
メキシコにいくつか有るうちの一つかな?
中にはツタンカーメンらしきものが、置かれていました。
天安門と埴輪
ピラミッドからかなり坂道を下って歩き進めると、天安門広場に辿り着きます。
天安門広場の中に埴輪がいますね。
この天安門は日中友好の証だそうです。
土地が広いので、かなりサマになっている気がします。
埴輪が天安門に向かって刀を振り上げているんですけど・・・
見る人の気の持ちようでしょうか(笑)
ゴールの磨崖仏まで
この辺りから、更に道が急になってきます。
鶏足寺から見えていた塔が見えてきました。
この辺りで随分ヘトヘトです。
先ほどの塔から、この磨崖仏に到達するのには随分迷いましたし歩きました。
何度か諦めようと思っていたのですが、来て良かった。
高さは約25mで、奈良の大仏の1.7倍、半彫の仏様では日本一の大きさです。
園内のお店
利用する事は無く、開店されているようでは無かったのですが、お店を見つけたので案内しておきます。
こちらで作られたパンは、「お城のエリア」の売店で販売されているようです。
この太陽公園、福祉施設を運営している方が私財を投げうって作った公園です。
勿論、こちらでは身体に障害を持っている方がの就労場所になっているようです。
見た感じ、園の清掃やパンやケーキ作りというところでしょうか。
他にはうどん屋さんの様なお店もありました。
お城のエリア
お城のエリアへのアクセス
茶色い建物が「城のエリア」の売店やモノレール乗り場がある建物「ウェルカムハウススワン」です。
結構遠いですね。
小さなお子様連れでも充分楽しめそうな、アトラクションがありますね。
豊富なコスプレレンタル
サイズ表などがありますので参考にしましょう。
レンタルは女性のみで、3時までの営業だそうです。
モノレールに乗りましょう
モノレールの本数も随分少ないです。
時間が迫っているようでしたら、売店に目をくれずサッサと乗ってしまいましょう。
石のエリアから来た人は、石のエリアで購入した入場券を見せましょう。
白鳥城到着
更衣室まであります。
コスプレする人はここがメインなんでしょうか。
インスタ映えで来そうなトリックアートがあります。
ちゃんと立ち位置まで指定してくれていますので、いい写真が撮れそうです。
コスプレ撮影に興味の無い方でも、「白い間」で撮影する事はおススメします。
半端ないレフ板効果で、美人に映りますよ。
ファーが付いた赤いマントは、サンタ衣装のボレロの様なものでした。
これを着て王座で写真を撮影します。
カウンター内に入って撮影会をしている人がいました。
中々素敵なセットだと思います。
コスプレ愛好家の中では有名な、武器レプリカ作家さんの武器たちのようです。
こちらも、可愛い衣装をきて撮影しても楽しいですね。
ウェルカムスワンの売店と200円の割引など
あと、こちらのモノレール乗り場で太陽公園入園料特別クーポンを提示すると、200円の現金がかえってきます。
スタンプラリーの成果もこちらで頂きましょう。
感想や注意点
- 電車で行く場合、バス40分ほど乗っていないといけませんし、本数が少ないので時間に余裕を持って行く事をお勧めします。
- 石のエリアは、思ったよりもハードです。ジョギングシューズを履いていけば良かったと思ったほどですので、サンダルやヒールは厳禁です。
- 山の中です。自然がいっぱい虫がいっぱいです。長袖長ズボン、肌を出さない靴下を履く事をお勧めします。
- 6月中旬でもかなり暑かったですので、夏場に行くことはおススメしません。
- 街のテーマパークの様に、あちこちに飲食を購入できる場所がないので、水分や歩きながら頂ける軽食を持って行くといいでしょう。(ごみ箱も見当たらないので、ゴミ袋も忘れずに。)
- 城のエリアで、可愛いコスプレをしたい方は、先にお城に行った方がいいでしょう。石のエリアで化粧がドロドロになってしまいます。
これだけのテーマパークを小さな福祉施設の代表者さんが作ったって事。
映画の撮影にも頻繁に使用されているようですが、もっと利用者が増えるといいと願っています。
そうすると、バスの本数も増えるかもですよ。